Sense Island -感覚の島-

暗闇の美術島

2019/11/2 - 12/1

感覚としての気配

この島に残る砲台跡や弾薬庫跡を始めとするあらゆる人工物と、
東京湾最大の自然島と言われるこの島の自然の融和が生み出した
景観は見る人の心に強い印象を残します。
しかし、それにもましてこの島の独自性を感じるのは
そうした景観の中に立つこと、歩く中で感じる
この島に漂う気配を感じる瞬間です。

兵舎跡の前に立ちその場所で生活していた人々を想像しながら、
木々の向こうに潜む鳥たちの視線を感じる。
弥生時代の貝塚が残る洞窟を見ては彼らの食事の様子を思い浮かべ、
かつてこの島にいた人も聞いたであろう波の音や木々が揺れる音を聴く。

日没から始まるSENSE ISLANDは、
アートプロジェクトを通して私たちの視覚や感覚を制限しながら、
この場所に漂う気配との出会いを作り出します。
そして、現代社会に生きる私たちが
「恐らく忘れかけているであろう感覚や感情」を呼び覚まし、
一人一人が持つ想像力を通じて自らの生活や個人のあり方を
見つめ直す機会になればと考えています。

  • プロデューサー

    齋藤 精一

    Seiichi Saito

    株式会社ライゾマティクス代表取締役

    1975年神奈川県生。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動。その後Arnell Groupにてクリエイティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレではアーティストとして出品。2006年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。2013年D&AD Digital Design部門審査員、カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員(2014)、ミラノ国際博覧会日本館シアタークリエイティブ・ディレクター(2015)、六本木アートナイト2015にてメディアアートディレクター、グッドデザイン賞審査員及び審査委員副委員長、ドバイ万博日本館クリエイティブアドバイザー(2020)。

  • アドバイザー

    中野 仁詞

    Hitoshi Nakano

    公益財団法人神奈川芸術文化財団学芸員
    資源芸術マネジメント研究所理事・研究員

    1968年生。ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(15)日本館キュレーター、ヨコハマトリエンナーレ(17)キュレーター。 主な企画展に「生誕100年ジョン・ケージ せめぎあう時間と空間」、塩田千春展「鍵のかかった部屋」、さわひらき展「潜像の語り手」、小金沢健人展「裸の劇場」など多数。

  • キュレーター

    林 曉甫

    Akio Hayashi

    NPO法人インビジブル 理事長
    マネージング・ディレクター
    Official Site

    1984年生。大学卒業後NPO法人BEPPU PROJECTにて国際芸術祭の立上げや、公共空間や遊休施設を利用したアートプロジェクトの企画運営を担い、文化芸術による地域活性ならびに観光振興に携わる。15年に「アートを触媒に見えないモノを可視化する」というコンセプトの元、NPO法人インビジブルを設立。

  • キュレーター

    高橋 龍

    Ryu Takahashi

    音楽キュレーター・プロデューサー

    ニューヨークと東京を拠点に活動。バークリー音楽大学卒業後Sony Music Entertainment勤務。独立後レコード会社や美術館のクリエイティブ・コンサルタントを勤めながら、Arto Lindsay等アーティスト・マネジメントも行う。17年よりThe BroadMuseum(LA)音楽キュレーターを担当し、その他David Byrneの展覧会(10)や、David Bowieの写真展(17)等を企画。

  • キュレーター

    原 瑠璃彦

    Rurihiko Hara

    日本学術振興会特別研究員
    Official Site

    1988年生。専門は日本の庭園、能・狂言。野村萬斎+坂本龍一+高谷史郎による能楽コラボレーション「LIFE-WELL」(13)でドラマトゥルク、ムン・キョンウォン+YCAM「プロミス・パーク―未来のパターンへのイマジネーション」展(15)のリサーチ・インスタレーション「PARK ATLAS」でディレクションを担当。

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